【玉置家】十津川郷士について岸本良信先生に相談してみた
母の実家の家系・玉置家についてです。
昔の戸籍には「士族」や「平民」という旧身分が記載されていたのですが、
差別の原因となるため現在取得するものは白く抹消してあるそうです。
ただ、たまに消し忘れもあるそうで、私も1ヶ所だけ見つけました。
私の高祖父の父にあたる玉置勘二郎の戸籍です。
十津川村で取得した戸籍では何か消されたあとがあるのですが、
弟子屈町から取得した戸籍では「士族」と消し忘れています。
弟子屈町グッジョブ。
玉置勘二郎は吉野郡永井村の士族・千葉松治の二男で、明治7(1874)年に玉置家に入ります。
色々調べていく中で、苗字研究家の岸本良信先生のホームページで参考になるページを発見。
まずは十津川郷士の苗字リスト
千葉と玉置があります。
そして、北海道へ移住した十津川郷士リスト
このなかに「千葉勘二郎」と言う名があります。玉置家に入る前の苗字は千葉ですから、これが高祖父の父・玉置勘二郎である可能性があるのではと考えました。
そこで、岸本良信先生に何か情報をお持ちでないか相談してみたところ、下記のように回答を頂きました。
十津川郷士の記録については、
私のHPにもありますが奈良県立図書情報館が豊富に持っています 。ただし、ほとんどが明治の名簿、履歴類で、 それ以前のことを調べるのはなかなか困難です。
十津川郷士の場合、古くから神葬でしたから、地元の自治会や神社に霊名簿というものが残されています。 これは死者の埋葬記録で、仏教の過去帳にあたるものです。 お問い合わせの永井村と玉垣内村の分がどこに保管されているのか は、 まずは十津川村歴史民俗資料館にお訊ねになってみると良いでしょ う。
なお、2009年の電話帳を確認したところ、地元の玉垣内には玉置姓の家が1件あります。 この家に問い合わせても何か情報を持っているかも知ません。
永井の千葉姓はありませんでした。
新十津川村には玉置、千葉姓がいます。これらの家にもいちおうは家系情報を訊ねる手紙を送ってみると良 いでしょう。
見知らぬ家に手紙を書くのは心理的にハードルが高いとは思いますが、思わぬ発見があるかも知れません。試してみて下さい。
ご先祖の事が詳しく判明することをお祈り申します。
岸本良信
ドンピシャの情報はお持ちではなかったようですが、
アドバイス頂いたことで、今後の調査方針を決めることが出来ました。